ただ愛されたいだけ

『ありがとう…』


「嫌、俺もちょっと遅れたし

悪かった」

和也は優しく言った

本当いい友達だ




「そこのベンチではなさねぇ?」


『うん!』


しばらく和也と

たわいもない話をしていた


「星愛さー?

何かあった?」


え?


「なんかぼーっとしてる」


『あ、ごめん。

何もないよ?』


「昔っからそーだよな

星愛は全部一人で背追い込もうとする

少しは頼れよ

な?」





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