ただ愛されたいだけ


心配そうに見つめてくる泰君


ズキッ

『い…た…』

私は口にだしていた


「痛いってどこが?

怪我してんの!?」


『だ…大丈夫だよ(笑)』


「嘘つくなって…

お前足見せてみろ

引きずってんだろ」


『で…も…』

「いーーーからっ」


泰君は無理やり座らせて


ズボンの裾をめくった


「おま…どーしたこれ!?

すんげぇ腫れてんぞ?」


最悪だ…

どうしようどうしようどうしよう


『転んじゃって…』


嘘はついてない…


「他になんかあんだろ?」


なんでバレるの?


「何もねぇー奴が

そんな泣きそうな顔するかよ!」


泰君は怒鳴った…


『っっ…』





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