3つのR
指で敏感な先端を弄られて、私はビクンと跳ね上がる。その隙に腰周りに手を入れられて、もう逃げることなど叶わない体勢にされてしまった。
男性に抱きしめられることも、かなり久しぶり。
男性に抱かれることにいたっては、超がつく久しぶりだった。
かなり緊張していたのに、体はすぐに龍さんに反応を返して潤いだす。自分の口から漏れる声が、余計に羞恥心を煽った。
彼の指がすべる場所から順番に電気が走る。そして、あの唇が。大きな手で私のあちこちを包み込んで、彼は優しく強く揺らす。
「目を開けなきゃ。・・・ほら、開けろって」
そう言って笑うのだ。
無理やり開けた視界で揺れて光るのは、彼のブルーのピアス。キラキラと揺れては残像を瞼に残して消える。
ジュンコさん、そんなに力いれたら、俺、もたないよ?そんなことを囁いて、彼は私の足を広げる。私の両足を自分の肩にかけさせて、奥までぐぐっと入り込んだ。
瞼の裏で白い光線が走った。
全部がとろけて混ざり合っていく。
こんなんだったかな、私は朦朧とする意識の中でそう思った。
こんなに・・・激しくて、気持ちのいいものだったかな、って。
ああ、もう、熱くて―――――――――――――