3つのR
・あとがき・
2014年、入って一番最初に書き出した作品でした。そして、一番時間がかかった・・・ああ、長かった。
1ヶ月以上もかかってしまいまして、読んで追っかけて下さった皆様、すみませんでした、読んで下さってどうもありがとうございます。
私の作品は基本的に登場人物が被ります。
この作品には以前書いた「保険会社シリーズ」5作全てに顔を出す、南支社所属モンスター営業と噂のミスター愛嬌・平林孝太と、その相棒で無口で美形「黒胡椒もお砂糖も」の男性主人公である高田篤志が登場します。
それともう一つ、去年書いた「山神様にお願い」で出てきた短気で意地悪な板前、右田龍治が今回は主人公の一人として、それから山神信仰者である店長の夕波虎太郎がちょろっと、ですね。
時代が同じで近所ですので、ニアミスが多い場所だと考えてください。その方向でどうぞ宜しく。
私が書いた女性キャラクターの中では最弱にして最高に影の薄いヒロイン、阿達潤子33歳の成長物語です。
書いている途中でいつでもイライラしました(苦笑)潤子に優しい言葉をコメントして下さった皆様、彼女も喜んでおります、どうもありがとうございました。
人間は、心が弱いものだと思っています。
だけど気持ちの持ちようで何とでも変化できるはず。私が普段思っているそんなことを、ちゃんと表現できたかは少しばかり疑問ですが、何とか終わりを迎えられてほっとしてます。
世の中は基本的に理不尽で、実力とは関係ない運に左右されることも多いですね。
ですが、苦しいときは、今が底だと思って頑張りたい。
これからは良くなるばかり、いつでもそんな心持で、毎日を過ごしていこうと考えてます。
雪が降って寒いです、皆様どうぞお体には気をつけて。
2014年2月15日 明紫