私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

「どうした? そんなご機嫌で」


やっぱり機嫌の良さは、安希に伝わった。


何だかよかった。


最近彼女に負のオーラを放出していたから。


「実はね!! 日曜日に!

草太くんの家に行くことになったの!」


「よかったじゃん。


楽しんできてね」


「もちろんだよ」


若干薄い返事ではあったけれど、賛同してくれてるだけで、喜びを感じた。


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