私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
私は痛む所を押さえながら、洋くんに訴えた。
「男の子とメールするくらいいいじゃない!
いかがわしいことなんて、何一つやり取りしてないんだしさ!」
「口答えするんじゃねぇ!」
「いゃああ!」
今度はお腹を強く殴られた。
お腹を少し下していた私には、これは強い打撃だった。
「フンッ」
そっぽを向く態度をとった洋くん。
「いたぁぁ…」
ようやく治ってきたというのに、洋くんの今の一発でさっきよりも更に痛みが増した。
あまりの痛みに耐えるのも困難になり、涙が溢れてしまった。
「お、おい!
大丈夫か?」