私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

帰ろうと廊下を歩いている私の後ろから。



その声は振り向いて、相手の顔を見なくても主はわかった。



草太くんだった。


久しぶりに会えた喜びで溢れる。


「久しぶり!!

今までどうしてたの?」


抱きつきたい気持ちを抑え、単刀直入に草太くんに聞いた。



「ん? ちょっとな…」


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