私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

前は自信たっぷりで、優しい印象があったのに…。


今ではこんな調子だ。



「ま、心配性の気持ちはわかるよ。


じゃあね!」


分かれ道に差し掛かり、私は草太くんの手を振る。


そして先を歩き出そうとした。



「待って!」


いつもならここで草太くんも手を振ってくれるはずなのに。


何故か草太くんに呼び止められる。


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