私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
と高笑いする草太くん。
今まで壁と草太くんに挟まれ身動き取れなかった私。
高笑いしてくれたお陰で、草太くんから距離をとることができたのだが…。
「安希に何したの?」
絶対安希に何かしたはずだ。
だってこんなこと言われたら…普通そう思うでしょ。
私は草太くんに怒りを覚えた。
「別に…。
そこまで何かしたってほどのことでもないと思うよ。
ただ…二度と俺に指示させないように、ちょっと痛め付けただけ」