私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
異常だよ…草太くん。
何でそこまでするの。
草太くんの目が普通じゃなかったから、聞きたいことを聞けなかった。
だけど本当は…
「アイツ…まだ裏庭にいるのかな。
いたらおもろいな」
ポツリと言った彼の言葉は、教室に響かなかった。
だけど私の心にはぐさりと突き刺さった。
これ以上草太くんに何も言わず、荷物を持ったまま裏庭に急いで向かうことにした。
「安希! 安希! 安希!」