私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
<昼休み>
「私さ、前から気になってたことあるんだけど!」
いつものように私と安希は、机を並べてお弁当を食べている。
「何?どうしたの?」
「安希には好きな人いるの?
もしかしてもう彼氏が顕在するとか?」
「顕在って…
あたしはその事に関しては、公にしないタイプなんだからね」
私の知りたいことに、安希は構ってくれない。
少し寂しい気持ちがあるが…
「まぁ滴には言っちゃおうかな」