私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

「あ…ごめん、別にそういうわけじゃなくて…」


「安希。


私はもうあの人と別れたんだよ?


だから彼氏なんて言わないで。


元をつけてよ、元を!」


'元'というワードを強調して安希に訴えた。



「気にする所はそっちなの?」


「私の感受に文句があるの?」


「ま、あった方が少しはこっちも楽かなぁ」



安希の返事に私たち2人は笑い合った。


これで元通り。




そして短いようで長い昼休みは終わった。


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