私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

私と同じ教室掃除の、三池くんが言う。


なんだか掃除をする気無さそう。


廊下掃除の人と喋ってるし。



とは思うけど、仕方がなく三池くんにホウキを渡す。


「はい」


「おー、さんきゅーな!


さて!  じゃ!」



三池くんは今まで話していた廊下掃除の人たちと別れた。



意外に真面目に掃除するんだ〜、と思わず感心してしまう。


「何? どうしたの?」



真面目に掃除をしようとする三池くんを、思わず凝視してしまった。


< 341 / 456 >

この作品をシェア

pagetop