私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
私と同じ教室掃除の、三池くんが言う。
なんだか掃除をする気無さそう。
廊下掃除の人と喋ってるし。
とは思うけど、仕方がなく三池くんにホウキを渡す。
「はい」
「おー、さんきゅーな!
さて! じゃ!」
三池くんは今まで話していた廊下掃除の人たちと別れた。
意外に真面目に掃除するんだ〜、と思わず感心してしまう。
「何? どうしたの?」
真面目に掃除をしようとする三池くんを、思わず凝視してしまった。