私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

「チッ!」と舌打ちをした後、私から目を反らして後ろを向いた。


そしてポケットに手を突っ込みながら数歩歩いた。



「おまえさ…終業式終わったら家に来いよ」


……何で私の目を見て言えなかったのか、少し納得できる。



「何で?


私はもう鮫島くんとは関係無いんだよ。


それなのに何で行かないといけないの!」



鮫島くんの家に行ったら、絶対嫌な目に遭うんだ。


だから絶対に行かないんだ!



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