私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
うまくケータイが奪えない。
必死に取ろうとしていると…
ソファーの背もたれに上って奪おうとしていた私は、見事にバランスを崩してしまった。
このままじゃ変な角度で床に落下してしまい、大事の怪我になってしまう。
とっさに鮫島くんの体を掴んだ。
思ったよりも鮫島くんの体と密着してしまう。
「ごめん…」
とたんに恥ずかしくなった私は、急いで鮫島くんから逃げようとする。