私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
だけど鮫島くんは私の体をくっつけた。
どんな意図があってそんなことするのか理解できない。
だから私は鮫島くんから離れようとする。
「滴ちゃん…
頼むから俺の頼みごとを聞いてくれよ」
私の左後ろで悲しそうに言う鮫島くん。
そんなこと言っても意味無いのに。
「嫌だ…ょ」
「頼むよ」
何で呼び名ごときで真剣になれるのか…
私は納得できないでいる。
そして自然と鮫島くんは私から離れていく。