私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

本人にばれないように小さく息を吐く。


そして鮫島くんは言う。


「何でこうなっちゃったんだろう」


全ての力が抜けてしまっている鮫島くん。


そしてへなへなと腰を下ろしている。



「私もわかんないよ…

好きな人を信じて毎日を過ごしてたのに、だんだんと不快に思うようになっていって…


自分の本心と格闘し続けて…


でも結局最終的には鮫島くんいや、草太くん…


私を離した。


そこでもう終わったんだよ」


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