私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

そして私はもう一度同じ場所で寝ることにする。


「滴、まさかそこで寝るつもり?」


驚く草太くん。


「他に寝る所ある?」


そんなに広くない部屋全体を見回す。



「一緒に寝ようよ」


「え…いやべつにいいよ。

私ここでいー」


「そんなとこで寝たら風邪引くだろ。

暖房機も消すんだよ。

さ、寝室行くぞ」


少し口調が厳しくなる草太くんに、体が縮こまる。


私は草太くんの言う通りにすることにした。


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