私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
だから風が普通に体を冷ます。
こんなんじゃ、風邪引くよ。
私は縮こまって、少しでも自分の体温を逃がさないようにする。
だけどこんなの、すぐに限界が来ちゃうよ。
草太くんちのドアにもたれ掛かる。
―――こんなことされちゃうんだったら、草太くんと付き合う意味がない。
自分の身を晒すようなことをしたくない。
逃げたい。
だけど何されるかわかんない…
「きみ、何やってんの? こんな所で」