私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
見たらさっさと戻って。
ここにいるってことは、もう私は逃げないんだから。
その意味を込めて私は草太くんに背中を向けている。
「何してんだ?
その格好。
誰かを誘ってんのか?」
………草太くんは私の異変に気づいてくれないんだ。
なに?今かけたメッセージは。
絶対私の病状を見抜こうとしてない。
「べつに…
気にしないで。
まだ深夜だから、寝ていた方がいいよ」