私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
私は私なりに草太くんに気を遣って言った。
だけど自分の思うようには行かず、うまく声が出ない。
「は?」
案の定聞き返される。
「いいから、早く家に入って寝なよ!!」
声を張り出そうとしたが、逆に強くなってしまった。
「なんだと?!」
むかついた草太くんは私の肩を使って自分の方に向けようとする。
「あつっ」
草太くんのビックリした様子が窺える。
それを見ていい気がする。