私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
私は今誰にも関わってほしくないっていう感じを出す。
「立ってよ」
草太くんの口調が優しくなる。
草太くんの言うことに私は聞かない。
「いい。私ここにいとく」
「熱があんだぞ?
いいからもう家にはいんぞ」
こうなったのは草太くんのせいなのに。
何で私が悪いみたいな感じにされちゃうんだろう。
ドアを開けた草太くんは私を先に家に入れようとしてくれた。
玄関で靴を脱ぐ。