私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

「大体な、おまえがさっさと返事をしていれば、こんなことにならなかったんだ!

おまえのせいだ」


と言われると、私の頬からバシッと音が聞こえた。


今までよりも強い痛みがする。


そこを右手で押さえた。


「ごめん…」


洋くんに弁明するのが怖くて、謝ることしかできなかった。


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