私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

あたかもチェーンのことにはふれられなかったように、私は話を逸らした。


「要件って程もないけど…

心配で来ただけ」


「ごめん、なら帰って。

私もう少しゆっくりしてたいんだ」


私は彼を帰るように促した。


何だか寒気がしたからだ。


「え? なんか今来ちゃ悪かった?」

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