私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
「本当のことをわかってたのに、助けてあげられなくてごめんな」
草太くんは私の両手を握って謝ってくれた。
「だ、大丈夫だよ。
ほら!見てわかるように私なんともなってないからさ!」
この行為に私は一瞬ドキッとしたため、照れ隠しで荒々しく草太くんの手を振りほどきながら返事をした。
「本当は滴ちゃんを守りたかった。
でももしかしたらあの男の人が滴ちゃんの彼氏だとしたら…
悪いことしてるかもって思って…
でももう別れたんだんだろ?
だったら次は僕と付き合おうよ!」