私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ
私の言うことを聞いてくれなかった草太くんは、私を無理矢理家に上げ込んだ。
その時に込められた手首を握る力が、痛かった。
言葉との力量が一致してない。
「………で、後ろを振り返ると何と!
同じクラスの公志ってやつがいたんだよ!
いやー、マジでびびったわぁ!」
「えー、そりゃ驚くね。
草太くんの行動を見ちゃった、その公志くんって言う人も、驚いただろうね」
草太くんの部屋に入った私は、今現在草太くんと日常に起こった出来事を話している。