時は誰も待ってくれない 上
でも私は知っている。
私のバイト先からすぐ近くのガソリンスタンドで柴田さんがバイトをしていることを。
ゴミ出しの時に車を誘導している柴田さんの声が聞こえてたまたま見かけた。
わざと私のバイト終わり時間に合わせてくれてるのかな?って思ってみたりする。
「確かに学年違うのに授業内容一緒なのって違和感あるなぁ」
「俺、あの教授の授業は好きだからさ、つい参加しちゃうんだよね」
「そっか、授業は別に自由参加だもんね」
うちの大学は学びたいものを学ぶという単純な考えなので授業を受けようがサボろうが関係ないのだ。
「あの教授は言ってることが奥深いからね」
「柴田さんは夢とかって…」
「優」
私のバイト先からすぐ近くのガソリンスタンドで柴田さんがバイトをしていることを。
ゴミ出しの時に車を誘導している柴田さんの声が聞こえてたまたま見かけた。
わざと私のバイト終わり時間に合わせてくれてるのかな?って思ってみたりする。
「確かに学年違うのに授業内容一緒なのって違和感あるなぁ」
「俺、あの教授の授業は好きだからさ、つい参加しちゃうんだよね」
「そっか、授業は別に自由参加だもんね」
うちの大学は学びたいものを学ぶという単純な考えなので授業を受けようがサボろうが関係ないのだ。
「あの教授は言ってることが奥深いからね」
「柴田さんは夢とかって…」
「優」