時は誰も待ってくれない 上
「ん?」
私の視線に気づいた優が横目で私を見る。
「な、なんでもないよ」
「ははっ」
あ…。
優は照れてる時、嬉しい時に少しだけ眉が困ったような顔をしながら笑う。
それがすごく可愛くてまた好きが積もった。
私達はとりあえずファーストフード店で軽く食べてお金を払おうとしたら優が俺が払うと聞かなくて結局払ってもらった。

満足そうに横で運転している優の横でちょっと拗ねている私。
いつも優しい優に少しでもお返ししたかったのに…。
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