時は誰も待ってくれない 上
それから付き合うことになった私達は休日やバイトの後などにたくさんの時間を一緒に過ごした。
大学でも噂されたけど優は平然としていたので事実な訳だし私も平然としていた。
あれから何度かあの海へ行ったし遊園地だって行った。
観覧車ではキスもした。
人混みで迷子にならないようにと手を繋いでくれた。
やっぱり優の手は暖かくて幸せな気持ちになった。
今日はバイトもない休日で優の家に来ている。
優も一人暮らしで私の家からそんなに遠くない。