時は誰も待ってくれない 上
一旦手を止めてディスプレイを見ると知らない番号が表示されている。
誰だろう…。
時計を見ると8:30で、私の携帯が鳴るのは梨香からぐらいなので不審に思いながら出てみた。
「…もしもし」
『…』
「あの…どちらさまですか?」
『…』
え、どうしようこの人何も言わない…。
こういうとき切ったらいいの?
でもなんか突然切っても誰だろう?ってモヤモヤするし…
「えっと…切ります?」
あ、間違えた。なんか疑問系になった…。
もうこれ以上は怖くなって切ろうとボタンに指を伸ばしたとき
『…高橋?』
誰だろう…。
時計を見ると8:30で、私の携帯が鳴るのは梨香からぐらいなので不審に思いながら出てみた。
「…もしもし」
『…』
「あの…どちらさまですか?」
『…』
え、どうしようこの人何も言わない…。
こういうとき切ったらいいの?
でもなんか突然切っても誰だろう?ってモヤモヤするし…
「えっと…切ります?」
あ、間違えた。なんか疑問系になった…。
もうこれ以上は怖くなって切ろうとボタンに指を伸ばしたとき
『…高橋?』