時は誰も待ってくれない 上
「なるほど、梨香の男友達は途中放棄して中谷に頼んだのね」
てか梨香やりやがったな。
えへっと笑う梨香の顔が安易に想像できる。
『なんかその…梨香?だっけ?携帯壊れた上に明日の朝、一緒に学校行けないとか言ってた』
「あ…、そうなんだ。わざわざありがとう」
梨香のやつ…携帯壊れたってのは絶対嘘だな。
でもこうやって中谷と電話で話せたからかなり感謝してる。
いつもは教室で時々話すけど今は違う。
隣りに居ないのに携帯越しに聞こえる中谷の声はいつも聞く声より低くてさっきから胸がドキドキ音を立てている。
もしかしたら聞こえているんじゃないかと思うと全身が一瞬にして熱くなった。
『んー、あ、雪降ってる』
てか梨香やりやがったな。
えへっと笑う梨香の顔が安易に想像できる。
『なんかその…梨香?だっけ?携帯壊れた上に明日の朝、一緒に学校行けないとか言ってた』
「あ…、そうなんだ。わざわざありがとう」
梨香のやつ…携帯壊れたってのは絶対嘘だな。
でもこうやって中谷と電話で話せたからかなり感謝してる。
いつもは教室で時々話すけど今は違う。
隣りに居ないのに携帯越しに聞こえる中谷の声はいつも聞く声より低くてさっきから胸がドキドキ音を立てている。
もしかしたら聞こえているんじゃないかと思うと全身が一瞬にして熱くなった。
『んー、あ、雪降ってる』