時は誰も待ってくれない 上
私は目を覚ますとすでに外は明るくて朝になっていた。
やっぱり私はすごく泣いていたみたいで頬が濡れていた。
久々に見たあの不思議な夢に昔は悲しい夢だと思っていたけど今はなぜか心が締め付けられるような感覚になる。
あの声、私の頭を撫でたあの手が忘れられない…。

時計を見るとすでに10時を指していて私は着替えると家を出た。
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