時は誰も待ってくれない 上
「中谷…」
私も無意識に名前を呼んでいて何を言えばいいのか分からないし頭は真っ白。
伝えたいことや話したいことは山ほどあるけれど今更なんだと思うに決まってるし昨日のこともある。
翔太君は目をまん丸にして私達を交互に見ている。
しばらくの沈黙を破ったのは中谷の方だった。
「高橋なんでここにいんの?」
「あ…健康診断をしにきたの」
「あぁ、大丈夫だったか?」
「うん異状なしって言われたよ」
「そうか…良かったな」
翔太君の頭を優しくなでながら寂しそうに言う中谷の目はまた悲しそうで私も悲しくなった。
「中谷はどうしてここにいるの?」
私も無意識に名前を呼んでいて何を言えばいいのか分からないし頭は真っ白。
伝えたいことや話したいことは山ほどあるけれど今更なんだと思うに決まってるし昨日のこともある。
翔太君は目をまん丸にして私達を交互に見ている。
しばらくの沈黙を破ったのは中谷の方だった。
「高橋なんでここにいんの?」
「あ…健康診断をしにきたの」
「あぁ、大丈夫だったか?」
「うん異状なしって言われたよ」
「そうか…良かったな」
翔太君の頭を優しくなでながら寂しそうに言う中谷の目はまた悲しそうで私も悲しくなった。
「中谷はどうしてここにいるの?」