時は誰も待ってくれない 上
よく見ると中谷は私服ではなく、入院患者の人が着ている服を着ていて翔太君も同じ服を着ていた。
「俺は…まぁ、胃の調子が悪いからちょっと入院してるだけ」
「そうなんだ…大丈夫?」
「あぁ、良くなってるって」
「そっか、良かった」
まだ少しテンパってる私は目を泳がせながら会話をしていると中谷がふっと笑う。
「変わんねぇな」
私を見つながら言う中谷の微かな笑顔も全くあの頃と同じだ…。
胸がざわつく。止まれ…止まって…。
「元気そうでよかった」
懐かしい声。懐かしい笑顔。懐かしい仕草。
「俺は…まぁ、胃の調子が悪いからちょっと入院してるだけ」
「そうなんだ…大丈夫?」
「あぁ、良くなってるって」
「そっか、良かった」
まだ少しテンパってる私は目を泳がせながら会話をしていると中谷がふっと笑う。
「変わんねぇな」
私を見つながら言う中谷の微かな笑顔も全くあの頃と同じだ…。
胸がざわつく。止まれ…止まって…。
「元気そうでよかった」
懐かしい声。懐かしい笑顔。懐かしい仕草。