時は誰も待ってくれない 上
「え、山下…くん?」
『そうそう、高校の時の山下くん』
ははっと笑う笑い方は昔のままで声だけでは最初分からなかったけど名前を聞いて警戒心は無くなった。
でもどうして私の携帯番号知ってるんだろう?
教えたことってあったかな…。
そんな私の考えが伝わったのか山下くんは急いで言う。
『梨香ちゃんに、昔聞いてて』
「あ…」
そっか、山下くん私のこと好きだったんだよね…。
なんか懐かしく感じる。今もこうして話している。梨香もやっぱり世話焼きだから山下くんをほっとけなかったんだね。
『そうそう、高校の時の山下くん』
ははっと笑う笑い方は昔のままで声だけでは最初分からなかったけど名前を聞いて警戒心は無くなった。
でもどうして私の携帯番号知ってるんだろう?
教えたことってあったかな…。
そんな私の考えが伝わったのか山下くんは急いで言う。
『梨香ちゃんに、昔聞いてて』
「あ…」
そっか、山下くん私のこと好きだったんだよね…。
なんか懐かしく感じる。今もこうして話している。梨香もやっぱり世話焼きだから山下くんをほっとけなかったんだね。