時は誰も待ってくれない 上
「ずっと、ずっと好きだったんだ」
「え…?」
「入学した時からずっと…」
ちょ、ちょっと待って?
私、今告白されてるの?
完全にパニックになる私はどう答えたらいいのか分からず言葉に詰まる。
だってクラスの人気者で中心的な存在で…この人相当モテる顔してるよ?
クラスの何人かも山下くんが好きだってトイレで話してたし…。
え、なんで私?
しかも話したのってここ最近じゃ…
「あ…入学式の日…」
「思い出してくれた?」
私を見つめる瞳が少しだけ細くなる。
確か入学式の日、迷子になった私は満開の桜の中で悲しそうに空を見つめる中谷と出会った。
それからずっと気になって入学式の日の帰り道
山下くんに声をかけられたんだ。
「え…?」
「入学した時からずっと…」
ちょ、ちょっと待って?
私、今告白されてるの?
完全にパニックになる私はどう答えたらいいのか分からず言葉に詰まる。
だってクラスの人気者で中心的な存在で…この人相当モテる顔してるよ?
クラスの何人かも山下くんが好きだってトイレで話してたし…。
え、なんで私?
しかも話したのってここ最近じゃ…
「あ…入学式の日…」
「思い出してくれた?」
私を見つめる瞳が少しだけ細くなる。
確か入学式の日、迷子になった私は満開の桜の中で悲しそうに空を見つめる中谷と出会った。
それからずっと気になって入学式の日の帰り道
山下くんに声をかけられたんだ。