狼男の落とし穴
──回想──
冬に私と賢斗の家族で食事に行ったとき、
それは突然だった、
レストランの目の前にある交差点、
街は賑やかさを失わない中、
でも、その賑やかさは一瞬のごとく静まった
聞こえるのは救急車の音と泣き叫ぶ賢斗の声
野次馬のシャッター音とトラックの爆発音、
「おとぉーさぁん!!おかぁあさん!!うわぁぁん!!」
白く染まったアスファルトを赤く染める幼馴染みの親の血
人の形をなしてない肉塊
ひかれた、、、ひかれた?

、、、、、次のニュースです
○○街のレストラン前でトラックとの交通事故がありました
原因は運転手の飲酒運転のもようです
交差点を渡っていた松田結子さん松田心斗さんが
トラックにひかれました、調べてみたところ──プツン──

「僕、、聞きたくない、、聞きたくないよぉぉお!!」
、、怖かった賢斗が壊れて消えちゃうんじゃないか、
死んでしまわないかと、、、
それから私は一度も離れなかった、どんな時も
中3に、、なるまでは、、
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

不良の媚薬

総文字数/3,431

恋愛(純愛)10ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop