とある女龍と新選組

あれから
半日がすぎ、土方の部屋は
モデルルームのように綺麗になった。

『ふう~』

俺が半日掃除している間に
土方はたまっていた仕事を片付け
お茶を飲んでいる。

土方は

「今日は満月・・・か。」

とジジくさい事を呟いた後、

「おい。もう寝るぞ。」

と言った。


そして布団を敷こうとしたとき。
布団が一枚しかないことに気がついた。


土方は
「・・・お前が布団で寝ろ。」

なんて言うが、副長が風邪をひいたらだめだろ。

と思い、

『いや、土方に譲る。』

と言ってやった。


その後も
譲りあいをしていたら

土方が

「一緒に寝るか?」

なんて言い出して
何故か

土方と一緒の布団で寝ることになった。

< 10 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop