とある女龍と新選組
あれから
半日がすぎ、土方の部屋は
モデルルームのように綺麗になった。
『ふう~』
俺が半日掃除している間に
土方はたまっていた仕事を片付け
お茶を飲んでいる。
土方は
「今日は満月・・・か。」
とジジくさい事を呟いた後、
「おい。もう寝るぞ。」
と言った。
そして布団を敷こうとしたとき。
布団が一枚しかないことに気がついた。
土方は
「・・・お前が布団で寝ろ。」
なんて言うが、副長が風邪をひいたらだめだろ。
と思い、
『いや、土方に譲る。』
と言ってやった。
その後も
譲りあいをしていたら
土方が
「一緒に寝るか?」
なんて言い出して
何故か
土方と一緒の布団で寝ることになった。