とある女龍と新選組
横になった俺は
土方の長い綺麗な髪に見とれていた。
土方は、俺に背を向けて横になっている。
・・・土方は黙っていれば格好いいのかもしれない。
俺はある事件から
毎日同じ悪夢をみる。
・・・俺は、ある事件で婚約者である幼馴染みを亡くした。
いや、殺してしまった。
・・・毎日悪夢を見るのは恨まれてる証拠なのだと思う。
しばらく考えていたら
土方が寝返りをうったようで、
抱きしめられる形になった。
離れようとするが
なかなか
離してくれない。
そうこうしている間に睡魔に襲われ
渋々目を閉じた。