ラベンダーと星空の約束
 



刹那(セツナ)に蘇ったあの夏。




フラノの美しい風景と…



紫色に香る…
幼い少女の眩しい笑顔…



力強く走り回る大樹への憧れ…



星屑の様に煌めく、
少女と交わした言葉達…



それから…



幼い口づけと…
大切な約束…




針を刺した水風船の様に、一気に溢れ出した記憶は、


脳のキャパシティーを超えても尚、止まる事を知らず溢れ続け……強い頭痛に襲われた。



目の前が急に暗くなった。



彼女の白い肌も紫水晶の指輪も闇の中に消えてしまった。



激しい頭痛の中

俺の意識は…脳の防御反応によって、強制的にシャットダウンさせられた……






< 392 / 825 >

この作品をシェア

pagetop