ラベンダーと星空の約束
 


実は元からこういうチャラい気質で、
ただ私を落とす為に、一夏の間演技していたとか…

それで攻略できたから、それっきりサッパリと忘れてしまっているのかも。



辻つまが合うけどこの推測は嫌だな…

忘れられても、あの時通い合わせた想いは本物であって欲しい。




「流星…あのね?
聞きたいことが……」


そう言いかけた時、
廊下の奥から瑞希君が走ってきた。



「あー!
大ちゃん、何で紫ちゃんの部屋にいるの?
一人では近づかないって約束したじゃん!」



「痛ってー!瑞希叩くなよ。
差し入れしていただけだって、信用ないなー」



「普段の行いが悪すぎるからだよ!
紫ちゃん、大丈夫?変なことされなかった?」



「うん。それは大丈夫」



「良かったー
あっ、具合い良くなったならシャワー室空いてるから入れるよ?
僕は大ちゃん連れて行くから」



「ゆかりちゃーん、また明日ねー!
俺のこと、早く好きになってねー!チュッ」




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