《短編》*タシカナモノ*
そして今日。


屋上にキミを呼んだ。

『何?』


「私と別れて。」


『・・・いいよ!』


キミはそう告げると私に背中を向けて歩いていった。


ポタポタと私の頬を伝って地面へと流れ落ちていく涙・・・


私とキミの終わりを告げている。
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