もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
....それから私は龍と
一緒に幸せな日々を送っていた。

ある日、龍が風邪で学校を休んでいた。

そんな時だった。

美生は一ノ瀬達に屋上へ呼ばれていた


私は急に屋上へよばれたので
「何?」
と、聞いた。

すると
「何?じゃないわよ!
あんた、龍君にも近づいてるの?」
と、言われたので

「龍は....私の彼氏よ。」
と言った。

「はぁ?
お前マジで言ってんの?
マジなら別れなさい‼︎」

「はぁ? なんで?」

「理由なんて無いわ!
とりあえず別れないと....
龍君の妹の蘭をイジメるから。」
と、言われた。

蘭ちゃんは、龍の妹。
私にもすごく優しいの....
あの子の笑顔は消えてほしくない。

蘭ちゃんがイジメられたら龍も悲しむ。

1番誰も悲しまない方法は....
私が龍と別れる事なの?

私は龍といたいよ?
だけど....龍の悲しむ顔は見たくないな...

それなら...
「分かったわ。
別れるわ。そのかわりに、
蘭ちゃんをイジメないで!」

私は今の言葉通りの決意を決めた。

「じゃあ、明日、龍君と別れてね〜?
じゃあ、バイバイ〜♪」
と、嫌味っぽく言って帰っていった。

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