もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
「ごめん!
待った? 昨日は風邪引いてさ〜」

「あのね!」
私は、わざと龍の言葉を遮った。

「どうした?
深刻な顔して?」


「あのね...龍...別れよ。」

しばらくの沈黙が続く…

先に沈黙を破ったのは龍だった。

「何で?
また、一ノ瀬達になんか言われた?」

なんでこんなに優しいのよ...

「違う」
この優しさに負けないように言い返した

「じゃあ、何で?」

「私ね、龍の事...
本気で好きじゃなかったの。
......
遊びだったの。」

私は、龍に伝えた。

「...違うよな?
冗談だよな?
嘘だよな?
嘘だって言ってくれよ‼︎‼︎」

「本当だよ?
私ね、
龍以外にも遊ぶ男なんて一杯いるの。
だから、龍はもういらないかな〜って
思っただけ。

もしかして、本気だった?
本気とかマジウケる〜♪

私は遊びよ?」

私はそう言った。

「あっそ...。
じゃあ、俺らはもう終わりだな。
お前の顔なんて二度と見たくない‼︎」

龍は泣きながら屋上を出ていった。

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