もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
「あんた達…何してんの?」
と、低い声で現れたのが、美生だった。

「はぁ?
お前誰だよ?」
女子達が美生に聞く。

「そんなのどうでもいいでしょ。」
私は静かにその会話を聞いていた。

でも、女子達は
「い〜じゃん。別に。
あんな奴ほっとこー?」
とか言って私を殴ろうとした。その時

美生が私を殴ろうとしていた
女子の拳を掴んでいた。

「やめろって言ってんだろ?」

「何だよ、お前ジャマ!」

と言って冷たい水をかけてきた。
でも、美生が私をかばったから、
美生が、物凄く濡れた。

すると女子達は
「次からお前が
イジメのターゲットだから!」

「別に私はいいけど。」
っていう会話は
私の耳に聞こえてなかった。

すると美生はさっきの低い声とは別人の
ような綺麗な透き通るような声で

「大丈夫?
晴美?」

私達は幼馴染だから名前は知っていた。
でも、仲が良いと言うほど
仲は良くなかった。

「だ、大丈夫だけど...」

「そっか…。
なら良かった。女の子は
傷が残るともったいないからね〜。
特に晴美みたいな美人は。」
< 27 / 98 >

この作品をシェア

pagetop