もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
すると屋上から話し声が聞こえてきた。
私は、その話し声に聞き耳を立てた。

「美生〜 待ってたよ〜?」
一ノ瀬さんが嫌味っぽく言う

「その声ムカつく。」
美生が感情が全く入っていない声で言う

「マジうざいんですけど〜コイツ〜」

その言葉が聞こえてきた瞬間、
殴るような音が聞こえてきた。

その次の言葉に私は言葉を失った。

「お前さ〜、晴美をかばって
自分イジメられるとか、
いい人気取りし過ぎ! まじ笑える!」

...だから、私のイジメがなくなったの?
美生が、私をかばってイジメられてる?

...ふざけるな。

私は知らないうちに
一ノ瀬さん達の所へ向かっていた。
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