もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
「美生〜 あいつとクラス同じだよ‼」
と急に晴美が言ってきた

「あいつって誰?」
あいつって誰なんだろうと思って
思わず食いついてしまった。

「珍しいね」
と晴美が言ってきた

「何が?」

「美生が話に食いついてくるなんて」


「そう? とりあえず、あいつって誰?」
と聞くと

「石川仁輝‼」

げっ....
あいつと....
同じクラス⁉....

「最悪」
思わず声に出てしまった

「えっ‼ なんで?」

「だって、あいつモテるから
女子が集まってくるでしょ?
私が....女子の群れ....
苦手なの知ってるでしょ?」

晴美は保育園からの同級生だから
私が女子の群れを何故
苦手なのか理由を知ってる。


「ゴメンね?
知ってるのにこんな事言って....」

晴美は申し訳なさそうに謝った。


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