もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...

両親が死んだ事。
親友が死んだ事。
彼氏が死んだ事。
イジメられてた事。
龍の事を好きだったのに別れた事。
笑顔を消した事。
私をかばってくれた事。


何もかも隠さずに言った。


ーーーー全て話終えてから
私は顔を上げた。


『ちょ!石川!?』

そこには
涙をボロボロ流す石川がいた。

『ちょっと!石川!』







ーーー『俺...最悪な事言った。』



『どんな事?』

『お前に俺の気持ちはわからない
お前は幸せなんだろ
俺とは違う
そういうこと言われると嫌いになる


...ヒドイ事 めっちゃ言った。』

『うん』

『なのに...あいつは
文句1つ言わずに
ムリして真逆の事言って...』

『石川...
アンタさ...
もしかして美生が違う男と一緒にいたら
どんな気持ちになる?』



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