もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
なんだろうと思い、振り返ると

「嵐山くん?」

嵐山勇人(アラシヤマユウト)
優しくて成績優秀でイケメンだから
モテるのは確実。

「どうしたの?」
どうしたんだろう?と思ってきいてみた

「どこ行くの?」
と質問された。

「ここ、うるさいから
屋上行こうと思ってたんだけど?」

「じゃ 俺も行く。」

....正直言ってジャマ。

だって嵐山くんもモテるから
女子がついてくるから....

「女子連れてこないんならいいけど...」
ちょっとキツメに言ってみた

「うん! OK!」
アッサリ言われた。

ジャマだからキツメに言ってみたのに...
私の努力は無駄って事か....はぁ〜。
最悪....

そんな事思ってたら急に嵐山くんが
「みんな〜今日は〜俺についてきちゃ
ダメだからね?」
大声で言った....
おかげでみんなこっち向いてる。

女子が多分文句言ってくるだろうな〜と
予想をしていた....予想は的中した。

「なんでですか〜 勇人様〜?」
「勇人様のそばにいたいです〜♡」

声が高くて頭がキンキンする。

「みんなゴメンね?俺先約があるから」
嵐山くんが女子に向かって言った。

「勇人様が言うなら仕方ないわね...」
と言って女子は戻っていった。

「美生ちゃん 行こ?」

「えっ?」

「行くんでしょ?」

「どこに?」

「さっき言ってたじゃん。屋上‼」
呆れながら笑って言われた。
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