デビル双子にいじられてます。








いや、いいんだ、稲嶺さんは物凄く可愛いからいいんだ。見てるだけで癒される存在なんだよ。




だけどその分奴らがあたしの元気を吸い取るんだよお!!







なぜに。





なぜに奴らの暇つぶしのためにあたしが同じ班にならなきゃいけないんですか。








くッ。






だむだむだむだむと廊下の床を足で八つ当たりするように蹴ってしまうのも多分そのせいだ。







双子のせいで…!






くそう。




ホントに当日サボろうか、と真剣に悩んでいた時。











「ねーぇ、橘さん。ちょっとついてきてくれない?」





優しさを外面ににじませて、それでも嫌悪感がわかる声であたしの名前が呼ばれる。









…………またですか。












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